2005年09月06日

こぎ方の新理論とパワー値トレーニング

サイスポ9月.jpg以前に二つのこぎ方を紹介しました。その中ではなるべくクランクの回転全域に渡ってトルクを発生させるこぎ方回転数を上げる秘訣、 ここ一番パワーが要る時のこぎ方)を紹介しました。サイクルスポーツ誌9月号に、トレーニングマシンを使ったペダリングのトレーニング方法の記事によりますと、今までよく言われていた「引き脚」を使わないこぎ方とトレーニング方法が紹介されています。

エリート選手のペダリングを分析すると、クランク上死点からすぐにトルクが発生し、クランクが水平になるまで一気に踏み込み、引き脚は使わずにリラックスさせて筋肉をリカバーし、再び上死点で素早くパワーを発生することが効率的なペダリングなのだそうです。(詳しくはサイクルスポーツ紙をご覧下さい。)

つまり、上死点では水平方向前方に力を入れるやいなや、力を入れる方向を踏み降ろし方向に切り換えて一気に踏み降ろし、そこからは反対の脚で同じペダリングでパワーを発生させ、その間に踏み降ろした脚を回復させて上死点まで戻し、また次の踏み込みにスムーズに入っていくという動作になります。

その時のトルクパターンがトレーニングマシンだとパソコン画面にリアルタイムでグラフに表示されるので効果的なトレーニングができるのだそうです。そのトレーニングマシンはなんと22万8千円!その費用を自転車につぎ込んだ方がいいような気もしますが・・・・。

私が使っているPolarの心拍計S720iにはパワーキットというオプションがあり、それを取り付けるとペダリング中のパワー表示、記録、左右のパワー比率などを表示できるのですが、そのオプションは5万4600円。興味はあったけど高いからそこまではいいやと思っていましたが、22万円のトレーニングマシンと比べると割安な気がしてきました。

サイクルスポーツ誌で取り上げられるトレーニング方法は、ケイデンスに始まり、心拍数になり、そしてついにパワーにまで来ました。これはどの方法がいいということではなく、どれも大事な指標ですが、ペダリングの究極の科学的トレーニング方法はパワーだと思います。

今、心拍計の購入を検討されていてCS200cadを候補に考えられている方で、レースを目指しておられる方は究極のパワートレーニングを想定してS720iを買っておかれた方がいいかもしれません。

それから、サイクルスポーツ誌9月号には女性用のロードバイクの特集記事がありますから、ロードバイクの購入を検討されている女性の方やアドバイスを求められている方は参考にされたらいいと思います。(女性のライダーが増えるといいですね。)


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posted by ヒロ at 00:38| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ノウハウ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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