自転車に乗る時にはどんなズボンをはくのがいいでしょうか。それは乗り方によって変わってきます。私はほとんどの場合ナイロン製の短パンをはいています。冬はその下にタイツをはきます。通勤にも黒い短パンです。ナイロン製と書いたのは意味があります。木綿の生地はサドルとの摩擦で表面がすぐに毛羽だってきて色あせたりもします。ナイロンは摩擦に強いので、毎日同じ短パンをはき続けていますが、今のところ何も問題はありません。木綿製だったら今頃穴が開いてたことでしょう。
街中や通勤で短パンは恥ずかしいという場合は綿パンなどでもいいと思いますが、ストレッチ素材のものが脚の曲げ伸ばしが楽でいいと思います。ただし、白っぽい生地の場合は汗をかいた時にサドルの色が移って黒くなったりしますから、黒とか紺のものがいいと思います。長ズボンの場合は、裾をバンドで留めてチェンの油付きや巻き込みの防止をしましょう。
レースや限界に挑戦するような走りをする時はレーサーパンツがいいと思います。レーサーパンツは直履きしますが、はいても何もはいていないような感覚で、脚の運動に対する影響は限りなくゼロに近い感じがします。ヒルクライムレースにナイロンの短パンをはいて出たことがありますが、小雨に濡れた生地が脚に張り付いて抵抗になり後悔したことがあります。自分の体力の限界に挑戦するような時は走行を妨げる要素は少しでも排除しておきたいところ。そういう時は迷わずレーサーパンツをはきましょう。